三界の火宅、四衢の露地

さんがいのかたく、しくのろじ

このことわざの意味

苦悩に満ちた人間界と、それを離れた安らかで静寂な世界。法華経で心の安穏を説いたもの。「三界」仏教語で、欲界・色界・無色界、すなわち全世界。「火宅」火に包まれる家。煩悩の為に責められるこの世を燃える家にたとえたもの。「四衢」四つ辻。「露地」俗世界を離れた静寂な境地。

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