聖人は尺璧を貴ばずして寸陰を重んず

せいじんはせきへきをとうとばずしてすんいんをおもんず

このことわざの意味

聖人は大きくて立派な宝玉よりも、わずかな時間を大切にする。時間の大切さを入った言葉で「聖人は尺の璧を貴ばずして寸の陰を重んず」ともいう。「尺璧」直径一尺(約三十センチメートル)もある宝玉。

「寸陰」=ほんのわずかな時間のこと。

例文としては下記のような表現がある。

・彼は人間関係において聖人のような態度を示し、尺璧を貴ばずして寸陰を重んじ、誰に対しても平等で温かい態度を保っている。

・企業のリーダーは聖人の如く、ビジネス成功を求める中で従業員の小さな苦悩や問題にも敏感に対応し、尺璧を貴ばずして寸陰を大切にしている。

・先生は教育において聖人のように生徒たちに接し、単なる成績だけでなく、尺璧を貴ばずして寸陰も見逃さず、全体的な成長を重視している。

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