糟糠にだに飽かざる者は梁肉を務めず
そうこうにだにあかざるものはりょうにくをつとめず
このことわざの意味
切迫した身近な問題をさしおいて、よけいな高望みや実際の役に立ちそうもないことを先に解決する者はいないということ。
貧しくて酒粕やぬかのような粗末な食べ物さえ十分に食べられない者は、上等な米や肉を食べようとは思わない意味からきており、「糟糠」=酒粕とぬか、「梁肉」=上等な米や肉のこと。
「些細なことでも不満を言わない人は、重要な仕事にも適している」という意味を含んでおり、例文としては下記のような表現がある。
・彼は糟糠にだに飽かざる者は梁肉を務めずと言われるほど、どんな仕事にも不満を言わず、真面目に取り組んでいます。
・このプロジェクトの成功は、糟糠にだに飽かざる者は梁肉を務めずという精神を持っているチームメンバーたちのおかげです。
・糟糠にだに飽かざる者は梁肉を務めずという考え方を持つ人々が、組織の中で価値ある貢献をしています。