百戦百勝は善の善なる者に非ず
ひゃくせんひゃくしょうはぜんのぜんなるものにあらず
このことわざの意味
百戦して百勝したからと言って自慢にはならぬ、そのために人命も損なわれてしまう。戦わず敵に勝つことが最上である。そういう意。中国の兵法書「孫子」に見える。
例文としては以下のような表現がある。
・企業の成功は単なる利益だけでなく、社会的責任を果たすことによっても評価される。「百戦百勝は善の善なる者に非ず」と肝に銘じるべきだ。
・政治家が選挙で常に勝利を収めることができても、その政策や理論に問題がある場合、「百戦百勝は善の善なる者に非ず」と言える。
・スポーツ競技においても、フェアなプレーと精神的な成長が重要であり、単なる勝利だけではなく、それらの価値を大切にすることが求められる。
「百戦百勝は善の善なる者に非ず」の外国語での表現
英語:Better a lean peace than a fat victory. (肥えた戦勝よりも、やせた平和のほうがよい。)