煩悩の犬は追えども去らず
ぼんのうのいぬはおえどもさらず
このことわざの意味
人間の欲望や執着は追っ払ってもすぐに消えることはないという事。つまり、欲望や執着は容易には取り除けないものであり、長い間人々を苦しめ続けることを表現している。
例文としては以下のような表現がある。
・彼は煩悩の犬を追い払おうと努力したが、なかなかその欲望から逃れられなかった。
・煩悩の犬を追い払っても、心の奥底にはいくつもの影が残る。
・人間は煩悩の犬を追い払うことはできない限り、真の幸福を見つけることはできないだろう
「煩悩の犬は追えども去らず」の外国語での表現
英語:Ambition is the last affection a noble mind can put off. (野心というのは高貴な精神の持ち主でも、なかなか遠ざけることのできない激情である。)