無学物は論に負けず

むがくものはろんにまけず

このことわざの意味

教育を受けていない人や知識が少ない人が、理論や論理的な議論には弱いが、それゆえに自分の意見や信念を曲げないという意味を持つことわざ。この表現は、無学である人々が自分の経験や直感に基づく信念を持っているために、学識に基づく論理的な議論には容易には屈しないという状況を描いている。時には、このような人々のほうが、学識にとらわれずに物事の本質を捉えることができる場合もある。しかし、この言葉は、無学を美徳とするのではなく、むしろ教育や学識がもたらす深い理解と、経験や直感の間のバランスを示唆しているとも解釈できる。
例文としては以下のような表現がある。

・彼は学校教育をほとんど受けていないが、「無学物は論に負けず」、自分の信じる道を突き進んでいる。

・「無学物は論に負けず」とよく言うが、彼女の場合、その強い信念が彼女を成功に導いた。

・多くの学者が彼の理論に反論したが、「無学物は論に負けず」、彼は自分の発見の正しさを信じ続けた。

「無学物は論に負けず」の外国語での表現

英語:Science has no enemy but of the ignorant. (学問には無知な者以外に敵はない)

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