虫の息
むしのいき
このことわざの意味
非常に弱い息遣いや生命力のことを指す日本の表現である。文字通りには、虫がかすかに息をしているような、ほとんど感じられないほどの弱い生命力や活動の状態を意味している。この表現は、人や動物が極めて弱っている状態、あるいは事物や組織が衰退してほとんど力を持たない状態を形容するのに使われる。
例文としては以下のような表現がある。
・病床に伏せっている祖父の息遣いはもはや「虫の息」だ。
・このプロジェクトも資金不足で「虫の息」、今にも終わりそうだ。
・敗戦後の軍隊は「虫の息」となり、もはや立ち直ることは不可能に見えた。
「虫の息」の外国語での表現
英語:To be on one's last legs. (独立独歩をするのも今日が最後だ。)