目で目は見えぬ

めでめはみえぬ

このことわざの意味

自己の欠点や問題は自分ではなかなか認識できないという意味を持つ。これは、他人の欠点や問題は簡単に見つけられるけれども、自分自身のそれは見つけにくい、あるいは認めたくないという人間の心理を表している。また、自己反省や自己認識の難しさを示唆している表現でもある。
例文としては以下のような表現がある。

・彼は常に他人の過ちを指摘するが、自分の同じ過ちには気付かない。まさに「目で目は見えぬ」状態だ。

・「目で目は見えぬ」という古言を思い出しながら、私は自分の行動をもう一度振り返ることにした。他人の批判ばかりしていたが、実は自分にも同じ問題があったのだ。

・チームミーティングでのフィードバックは時に厳しいものだが、自分では気づけない弱点を指摘してもらえる。自分の目では見えない、「目で目は見えぬ」のだから、他人の意見を聞くことの価値は計り知れない。

「目で目は見えぬ」の外国語での表現

英語:The eye sees not itself but by reflection. (目は反射(鏡)による以外、おのれを見ることはできない。)

Search by initials