冥土の道に王はなし

めいどのみちにおうはなし

このことわざの意味

死後の世界では、この世の地位や財産、名誉などが全く意味をなさないという意味を持っている。生きている間にどれだけの権力を持っていたとしても、死後はすべてが平等になるという考え方を示している。このことわざは、人間の傲慢さや偽りの価値観に対する警鐘を鳴らすとともに、真の価値は物質的なものや社会的地位にあるのではなく、人としての徳や行いにあるという教訓を含んでいる。
例文としては以下のような表現がある。

・大企業の社長であろうと地方の小さな村の農夫であろうと、「冥土の道に王はなし」。結局、人はみな平等にその時を迎える。

・彼は生前、多くの権力と富を誇っていたが、結局「冥土の道に王はなし」で、彼もまた普通の人と変わらない一人の人間に過ぎなかった。

・「冥土の道に王はなし」という古いことわざを思い出すたびに、今この瞬間に何を大切に生きるべきかを考えさせられる。

「冥土の道に王はなし」の外国語での表現

英語:Poor men go to heaven as soon as rich. (貧乏も金持ちと同じ早さで天国へ行く)

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