物言えば唇寒し秋の風

ものいえばくちびるさむしあきのかぜ

このことわざの意味

物事を率直に言うと、それによって自分自身が不利益や不快な立場に立たされることがある、という意味の日本のことわざ。この表現は、意見を述べることで関係が悪化したり、自分が不利な状況に陥るリスクを暗示している。詩的な表現で、「秋の風」は比喩的に用いられ、口を開けば感じる冷たさが、自分の立場や感情に寒風のように冷たく吹き付ける様子を連想させる。
例文としては以下のような表現がある。

・社長の意見に反対したいが、「物言えば唇寒し秋の風」だから黙っている。

・政策に疑問を感じても、「物言えば唇寒し秋の風」と知りつつ、声を上げるのを躊躇ってしまう。

・彼はチームの意見にはっきりと異を唱えたが、その後の冷たい扱いを受けて、「物言えば唇寒し秋の風」の真意を痛感した。

「物言えば唇寒し秋の風」の外国語での表現

英語:Your lips hang in your light. (君の唇は、君の明かりの中に突き出している。)

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