物知りの物知らず

ものしりのものしらず

このことわざの意味

一見すると博識であるように見えるが、実際には深い知識や理解がないことを指している。つまり、多くのことを知っているように見えるが、その実、本質的な理解が不足している状態を示している。この表現は、単に知識を持っているだけではなく、その知識を理解し、適切に活用できる能力も必要であることを示唆している。
例文としては以下のような表現がある。

・彼はたくさんの本を読み、多くのことを知っているように見えるが、実際には「物知りの物知らず」であり、その知識を実践に活かすことができない。

・ネット上で調べた情報を鵜呑みにしているが、その情報は信頼性に欠け、彼は「物知りの物知らず」の状態に陥っている。

・あの人は自分が物知りだと自負しているが、話してみると浅はかな知識しかない。まさに「物知りの物知らず」だ。

「物知りの物知らず」の外国語での表現

英語:A mere scholar is a mere ass. (単なる学者は、全くの愚者に過ぎない。)

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