物は多きをもって賎しとなす

ものはおおきをもっていやしとなす

このことわざの意味

ある物事や富が過度に集まりすぎると、その価値が低下し、逆に価値のあるものと見なされなくなることを意味している。つまり、あまりにも多くのものがあると、それらの価値が減じ、軽んじられることがあるということ。

この言葉は、物事や富の過剰な集積が、その物事や富の価値を下げ、尊ばれなくなる可能性を示唆している。つまり、適度な節度を保ち、贅沢や浪費をせず、物事や富を適切に管理することの重要性を教えている。
例文としては以下のような表現がある。

・彼は贅沢な暮らしを送り、物質的な富を集めたが、結局は「物は多きをもって賎しとなす」結果となり、本当の幸福を見失ってしまった。

・この都市の繁華街には高級ブランド店が林立し、贅沢な生活を営む人々が多いが、「物は多きをもって賎しとなす」という言葉が適用されることがある。

・食べ物を過剰に買い込み、結局は大量の食材が廃棄されるという事例は、「物は多きをもって賎しとなす」典型的な例である。

「物は多きをもって賎しとなす」の外国語での表現

英語:The abundance of things engenders disdainfulness. (物が豊富になると、軽蔑の念が生ずる。)

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