門前の小僧習わぬ経を読む

もんぜんのこぞうならわぬきょうをよむ

このことわざの意味

身近な環境や状況にいることで、意識しなくても知識や技能が自然と身につくことを表している。特に、その知識や技能が直接教わったわけではないにも関わらず習得する様子を指している。この言葉は、本来は経を読む訓練を受けていない寺の門前で遊ぶ小僧が、日常的に経の音を聞いているうちに経文を覚えてしまうことから来ている。
例文としては以下のような表現がある。

・彼は父親が料理人で、自宅でもよく料理をしていたので、「門前の小僧習わぬ経を読む」ように、自然と料理の腕を上げていった。

・会計士の家庭に育ったため、「門前の小僧習わぬ経を読む」かのように、若い頃から金融知識に詳しくなった。

・音楽家の家に生まれた彼女は、小さい頃から音楽に囲まれて育ち、「門前の小僧習わぬ経を読む」ように自然とピアノを弾けるようになった。

「門前の小僧習わぬ経を読む」の外国語での表現

英語:A good candleholder proves a good gamester. (ろうそく持ちとして優れた者は、立派賭ごと師になる。)

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