病なくして自ら灸す

やまいなくしてみずからきゅうす

このことわざの意味

無用なことをして自ら苦労や問題を招くことを意味する日本のことわざ。この表現は、病気でないのに自分から無理に灸(きゅう、熱いものを皮膚に当てて治療する伝統的な方法)をすることから、必要もないのに自分で自分を苦しめる行動をとることを批判的に表している。
例文としては以下のような表現がある。

・彼は何も問題がないのに上司に無理な提案をした結果、逆に仕事が増えてしまった。まさに「病なくして自ら灸す」だ。

・無用の心配から不要な健康診断を重ね、結果的にストレスで体調を崩した。それこそが「病なくして自ら灸す」の例だ。

・彼女は完璧を求めすぎて、自分に余計なプレッシャーをかけ続けている。「病なくして自ら灸す」とはこのことだ。

「病なくして自ら灸す」の外国語での表現

英語:He takes physic before he is sick. (彼は病気にならないうちに薬を飲む。)

Search by initials