夜目遠目笠の内

よめとおめかさのうち

このことわざの意味

夜に見ると、遠くから見ると、また笠を深くかぶって顔を隠していると、本当の姿や実態がわかりにくくなるという意味。つまり、状況や条件によって物事が実際よりも良く見えたり、判断が難しくなったりすることを警告する言葉である。
例文としては以下のような表現がある。

・オンラインで見たあの商品は素晴らしく見えたが、実際に手に取ってみると期待ほどのものではなかった。まさに「夜目遠目笠の内」だ。

・遠くから見ると彼の経営する会社は成功しているように見えるが、実際のところは数々の問題を抱えている。これが「夜目遠目笠の内」の典型例だ。

・彼女のSNSのプロフィールはとても華やかで完璧に見えるが、実際に会って話を聞くと、多くの困難に直面していることがわかる。「夜目遠目笠の内」で人はだれでも良い面だけを見せがちだ。

「夜目遠目笠の内」の外国語での表現

フランス語:Les yeux ne voient pas la tête (目は頭を見ない)

Search by initials