冠古けれども沓に履かず

かんむりふるけれどもくつにはかず

このことわざの意味

物には貴賤上下の区別があるから、その区別を乱してはならないというたとえで、よい物は、いたんでも値打ちがあること。冠は頭に載せる貴い物だから、古くなって使えなくなっても、足にはく靴にはしないという意味から。「古」は「旧」とも書く。

似ている意味のことわざ

冠敝ると雖も必ず首に加う

靴新しけれども冠にあげず

腐っても鯛

Search by initials